新人薬剤師の処方鑑査と服薬指導1【降圧剤】

Medicine

今回の処方鑑査のポイント【降圧剤】

 今回の処方鑑査POINT 

アイミクス配合錠HDに含まれる薬の成分と作用
アイミクス配合錠HDに含まれる薬の量
他の併用薬との作用の重複、量の鑑査

1アイミクス配合錠HDに含まれる薬の成分と作用
イルベサルタン:AIIタイプ1受容体(AT1受容体)選択的に対する競合的拮抗
アムロジピン:細胞膜の電位依存性カルシウムチャネルに選択的に結合し、細胞内へのCa2+の流入を減少させて冠血管や末梢血管の平滑筋を弛緩させる
(添付文書参照)

2アイミクス配合錠HDに含まれる薬の量
イルベサルタン : 100mg     アムロジピン : 10mg

3他の併用薬との作用の重複、量の鑑査
処方追加になったアムロジン錠5mgの成分量はアムロジピン5mgとなる。
アイミクス配合錠HDにはもともとアムロジピンが含まれている。
アムロジピンは添付文書によると『高血圧症の方で症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10㎎まで増量することができる』とある。
今回のケースではアイミクス配合錠HD錠中にアムロジピン10mg、アムロジン錠5mg中にアムロジピン5mg、合計アムロジピンが15mgとなり、上限値を超えるので疑義照会が必要となる。

処方鑑査・服薬指導に使える知識【降圧剤】

近年増加する配合剤に注意

近年は高血圧症、糖尿病などだけではなく、脂質異常症などの様々な配合剤が登場してきているので、注意が必要である。また配合錠は基本的には第一選択薬になることはないので初めて服用する方では疑義照会が必要となります。配合薬は錠剤だけでなく、吸入薬や外用薬などでもありますので、配合薬が処方された場合は併用薬との確認を忘れずに行いましょう。

生活指導も薬剤師の仕事

今回のように降圧薬を服用している患者にとって大切な生活指導は血圧の測定習慣をつけることです。日常のリラックスした環境での平均値を知ることが血圧コントロールには必要不可欠です。
病院でしか測定しないという患者もいるので、毎日の測定の重要さを指導しましょう。
血圧測定に大切なことをまとめましたので参考にしてください。

◯いつも同じ時間に測定
⇨起床時・寝る前が理想的。

◯いつも同じ部位で測定
⇨手首や上腕など部位が異なると数値が変わってしまいます。