新人薬剤師の処方鑑査と服薬指導4【インフルエンザ・イナビル】

Medicine

今回の処方鑑査のポイント【インフルエンザ・イナビル】

 今回の処方鑑査POINT

アレルギー歴について
併用禁忌の欄に記載がないが注意すべき医薬品

1アレルギー歴について
この患者は乳製品を摂取して以前にアレルギーを発症したことがある。イナビルは夾雑物として乳蛋白を含む乳糖水和物を使用している。そのため、イナビルを吸入した際にアナフィラキシーを引き起こす可能性がある。

2併用禁忌の欄に記載がないが注意すべき医薬品
イナビルの添付文書には特定の背景を有する患者に関する注意の記載として、乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者
本剤は、夾雑物として乳蛋白を含む乳糖水和物を使用しており、アナフィラキシーがあらわれたとの報告があると記載されている。
今回の事例ではアナフィラキシーを起こした事がある背景から禁忌の欄に記載はないが疑義照会をする必要がある。

関連情報

イナビルはタンナビル、ラックビーR散、エンシュアHなど禁忌の欄に牛乳アレルギーのある患者[ショック又はアナフィラキシー様症状を起こすことがある。]と記載がある薬ではないが、患者個々の背景を考慮した対応が重要となる。
またイナビルと同様な記載をしている薬としてリレンザがあげられるが、リレンザの場合、記載場所が使用上の注意の重要な基本的注意となるので薬剤により添付文章の見方が異なる為、基礎的知識を持っておく必要もある。